こんにちは!
私は慢性扁桃炎に悩まされ、2019年6月に扁桃腺の摘出手術をしたぽむたると申します。
手術自体も不安でしたが、お金がどのくらいかかるのかも現実的に心配な点でした。
しかし、社会制度を利用したり加入保険からの給付金をもらえたので、私の場合最終的な収支はむしろプラスに…!

金銭面での負担が無くて凄く安心したことを覚えています。
この記事では、私のこの経験を元に、
- 扁桃腺の手術入院でかかった費用
- 利用した社会制度と給付額
- 加入保険から給付された金額
を赤裸々に公開しているので、
- 扁桃腺手術で入院するとどれくらいの金額がかかるの?
- 手術入院費用が高額になりそうだから手術を躊躇している
- 手術入院費用を安くするために気をつけた方がいいことはある?
と思っている方は、きっとお役に立てるのでぜひ読んでみてください。
私が扁桃腺の手術&入院でかかった費用
私が扁桃腺手術&入院でかかった費用の総計は次のとおりです。
次に、かかった費用の内訳を説明します。
- 手術料・入院料:76,300円(一部負担金)
※ 57,600円(6月分)+ 18,700円(7月分) - 食事療養費:11,500円
※ 460円/食 × 25食分 - 病衣(ゆかた代):210円
※ 病衣代:70円/日 × 3日分
※入院前の検査費や退院後の診察料は除きます。
※入院準備や入院中に個人的に購入した物への出費は除きます。(恐らく30,000円くらいかかりました…。)
入院の準備について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

“かかった費用の内訳”の”手術料・入院料”にて”一部負担金“と書いてあるのは、”高額療養費制度“を既に適用後の金額(自己負担限度額)を窓口で支払えるようにしたためです。(※次の項目で詳しく説明します)
私が扁桃腺の手術&入院で利用した社会制度や保険給付額
私が扁桃腺手術&入院で利用した社会制度や加入保険からの給付金の総計は次のとおりです。
次に、利用した社会制度や加入保険からの給付金の内訳をまとめました。
- 高額療養費制度:医療費の支払いが一定の上限額まで
- 勤め先の健康保険組合からの付加給付金:27,600円
- 勤め先の労働組合からの共済金(全労済):120,000円
※入院:60,000円(10日分)、新手術:60,000円 - 民間の医療保険からの給付金:100,000円
それぞれについて詳しく説明します。
高額療養費制度(限度額適用認定証)
扁桃腺の手術&入院のように医療費が高額となる場合、その負担が軽減されるように一定の上限額(自己負担限度額)を超えた際に、その超えた分の金額が戻ってくる高額療養費制度という制度があります。
自己負担限度額は所得水準等によって異なり、私の場合は標準報酬月額が26万円以下だったので57,600円でした。
この制度の利用にあたって、いくつか気をつけておきたい点があったのでまとめておきます。
- 限度額適用認定証を提出する
- できるだけ月をまたいで入院しない
- 入院中の食費や差額ベッド代は対象外
限度額適用認定証を提出する
高額療養費制度は基本的には払い戻し制度なので、自己負担限度を超える分の医療費も窓口で一時的に自分で立て替える必要があります。
しかし、一時的にとはいえ高額な医療費を立て替えるのがが難しい場合は、事前に「限度額適用認定証」を入手・提出することで窓口での支払いが自己負担限度額までで済むので、必要な方は利用したほうがいいと思います。
私も会社の健康保険担当者に事前に連絡し、発行してもらいましたよ~。

窓口での支払いが高額にならず助かりました!
できるだけ月をまたいで入院しない
高額療養費は1ヶ月(暦の1日から末日まで)にかかった医療費で計算されるため、月をまたいで入院した場合は損をすることがあるので注意が必要です!
このことを知らず、私は10日間の入院なのに月をまたいで入院したため余計に医療費がかかりました。
私の場合、手術料・入院料 76,300円のうち、6月分が57,600円、7月分が 18,700円で計上されています。月をまたいでいなければ手術料・入院料は57,600円で済んだので、18,700円分もったいなかったことに…!
金銭面で考えると、入院のスケジュール調整が可能な場合は、できるだけ月をまたいで入院しないようにされることをおすすめします。

本当もったいなかった…!知らないと損ですよね!
入院中の食費や差額ベッド代は対象外
入院中の食費や病衣代、差額ベッド代は高額療養費の対象となりません。
高額療養費制度があるからと思っていたら、予想外の支払い金額になっていることもあるので注意が必要です。
私の場合も食費が11,500円ほどがかかっていました。

食費も意外にかさみました~。
勤め先の健康保険組合からの付加給付金
私の場合、高額療養費制度の法定給付とは別に、法定給付に上乗せして勤め先の健康保険組合からの付加給付金がありました。
これは各健康保険組合独自のものなので、どの健康保険組合にもある制度ではありません。
しかし、もしかしたらあなたの会社にも同様の制度があるかもしれないので、手術&入院前に会社の健保担当者に連絡&相談されることをおすすめします。

私も健保担当者から教えてもらうまで知らなかった制度なので、事前に相談しておいて良かったなと思います。
勤め先の労働組合からの共済金(全労済)
私の場合は、勤め先の労働組合で加入(強制)している共済(全労済)からの共済金ももらいました。
10日分の入院共済金と新手術共済金が対象となり給付されたのですが、手術共済金が出るかどうかはその組合や保険会社によって異なると思います。
請求方法なども含め、詳しいことはそれぞれの機関に確認しましょう。

手術後はしばらく電話するのがキツいくらい声が出づらくなる可能性があるので、できたら入院前に確認しておいた方が良いと思います!
民間の医療保険からの給付金
私の場合、個人で加入している民間の医療保険からの給付金も出ました。
今回の扁桃腺手術&入院の体験から、いざという時の出費に備えて民間の医療保険に入っておく大切さを身にしみて感じました。
医療費の支払いが不安!という方は医療保険に加入したり、今のうちから保険を見直しておきたいものですね!
私の扁桃腺の手術&入院の最終的な自己負担額は?
以上から、私の場合の扁桃腺の手術&入院の最終的な自己負担額を計算すると次のとおりでした。
※ 247,600円(給付金の総計)- 88,010円(かかった費用の総計)= 159,590円
扁桃腺手術&入院でかかった費用の総計よりも給付金の方が上回ったので、私の場合は最終的な自己負担額はなし(収支はむしろプラス!)という結果になりました。
※細かく言うと、医療保険は両親が私にかけており今まで私が支払っていたものではなかったので、給付金(100,000円)はすべて両親に渡しました。

従って、入院準備の費用や入院前後の診察料を加味すると、個人的にはトントンという結果でした…。
私が扁桃腺の手術&入院をした感想(金銭面)
最後に、金銭面から私が扁桃腺の手術&入院をした感想と反省点をまとめておきます。
個人的に、思っていたよりも金銭面での負担は少なかった(むしろ収支がプラスだった)ので良かったです。漠然と経済的に手術ができないと感じていた方は、一度ご自身の加入保険や適用される社会制度を確認してみてください。案外と扁桃炎になる度に医療費を支払い続けるよりもコスト面ではお得になるかもしれません。
手術することにした方は、高額療養費制度や健康保険組合、民間の医療保険などを上手く利用することが経済的に大切なので、早め早めに準備しましょう!お勤めの方は会社に相談したり、加入している保険などにも自分から連絡する必要があります。
今回の扁桃腺の手術に限らず、万一の場合に備えて医療保険には入っておく重要性がわかりました。病気になった時にまでお金の心配はしたくないので保険に加入し、そして保証の内容が自分にマッチしているかを今後も定期的に見直していきたいものです。
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